商品紹介

富山の夏の質感
特集Special Reports

シロエビ

世界にひとつの輝き。姿も味も美しい、富山湾の宝石。

富山湾に流れ込む急流河川は、海底に深い谷を刻んでいます。
沿岸では陸の近くから急に深くなり、深いところでは水深1,000メートルに達します。
アイガメと呼ばれるこの奇跡的な地形が、富山湾を魚介の宝庫としているのです。
シロエビも、富山湾が誇る貴重な恵みのひとつ。
水揚げしたその瞬間、透明な光をまとって輝く美しさから
「富山湾の宝石」といわれています。

宝石をもとめて、いざ海へ。川の流れがつくりだした神秘の海底谷に、シロエビたちは群れをなす。

網を引き揚げると、そこにははにかむように、あわく紅をさし透明に光り輝く美しいシロエビの姿。網を引き揚げると、そこにははにかむように、あわく紅をさし透明に光り輝く美しいシロエビの姿。

刺身、唐揚げ、昆布〆。その小さな身を口にふくめば、上品で濃厚な甘さと、豊かな香りがふわりと広がる。

Historyシロエビにかかわる歴史

シロエビ漁の始まりは、明治の初め頃。たら漁に出た漁師が誤って網を深い海底に落とし、引き上げた網に入っていたシロエビを発見したのがきっかけと言われています。現在の漁法が確立されたのは明治30年頃、日合元吉郎という漁師が考案したと伝えられます。
シロエビは鮮度落ちが非常に早く、かつては水揚げされてすぐに天日干し・煮干しにされていました。昭和に入ってからは、桜海老の代用品として食紅で染められ紅えびとして出荷されていました。生のシロエビは、以前は富山県周辺でしか入手できませんでしたが、21世紀初頭に流通網や冷凍技術が発達したことにより、生身での全国区での流通も可能になりました。
現在では「白えび天丼」、「白えびのむき身(刺身)」、「白えびの昆布〆」、「しろえびせんべい」、「白エビバーガー」など多くの商品が開発され、富山を代表する名物となっています。

Spotシロエビにかかわる場所

新鮮なシロエビを食す 新湊きっときと市場

新湊漁港から獲れたての、さまざまな海の幸を提供する市場。もちろん、新鮮なシロエビも存分に味わえます。また、帆船海王丸、新湊大橋、海越しに望む立山連峰など、魅力あふれる眺望も楽しめます。

風情あふれる港町を歩く 新湊 内川

シロエビ漁で有名な港町、新湊。なかでも内川にはたくさんの漁船が停泊し、川に沿って家々が軒を連ねる美しい風景が広がります。運河にかかる10本の橋はどれも凝ったデザインで、橋めぐりもおすすめです。

Productsシロエビの商品紹介

しろえび紀行

シロエビを贅沢に使い、国内産うるち米を使って焼き上げました。香ばしくエビの風味がきいていて塩加減バツグン。もうひとつ、あとひとつと、つい食べたくなるおいしさは、おやつやお茶うけにはもちろん、お酒のおつまみにもぴったりです。

白えび 昆布〆

真っ白でコクのあるシロエビのむき身を、やさしく繊細なおぼろ昆布ではさんだ昆布〆。上品なシロエビの甘さにほのかな旨味が加わった逸品です。

しろえび姿干し

豊かな海と山に恵まれた風土や、地域独自の食文化、職人の技に育まれる富山の幸の数々を「おすそわけ」のかたちと心でお届けする「幸のこわけ」シリーズ。この姿干しでは富山湾産シロエビの旨味を凝縮しました。料理の具材やおつまみに。