商品紹介

富山の夏の質感
特集Special Reports

富山の名水

世界に誇る水どころは、世界有数の雪どころ。

蛇口をひねればいつでも“おいしい水”が飲める、といわれる富山県。
標高3.000m級の山々が連なる北アルプス・立山連峰は
真夏にもとけのこる万年雪を懐に抱き
1年を通して清冽な雪どけ水で、大地をくまなく潤してくれます。
その水は、豊かな森に蓄えられ、浄化され、栄養をふくんでゆっくりと流れ……。
富山の暮らしは、今日も水の恵みに満たされています。

雪と、木と、花と、川と。美しく貴重な自然の宝庫

森が天然のダムとなり、水は木と土に磨かれて。急峻な地中を流れおり、ひとびとの住む富山平野へと。

ゆっくりと時間をかけて大地から湧き出た水はおいしく、まろやか。今日も、豊かな暮らしを支えている。

History富山の名水にかかわる歴史

昭和60年に環境庁(現在の環境省)が選定した「昭和の名水百選」と、平成20年に環境省が選定した「平成の名水百選」。地域住民等による保全活動がなされている名水や故事来歴を有する名水を選定したもので、富山県からはそれぞれ4か所ずつ、合わせて8か所が選ばれました。
これは熊本県と並び全国最多で、富山の豊かな水環境を物語っています。

豊かな水は人々の暮らしをうるおし、古くからさまざまな伝統産業や特産品を生みだしてきました。神通川流域では、サクラマスを使ったます寿しや、八尾の和紙。庄川流域では、庄川挽物や五箇山和紙の生産が盛んとなりました。
また、農業技術の発展にともなって、さまざまな農産物が各河川の流域で作られるようになりました。中でも良質のコシヒカリや、入善のジャンボスイカ、チューリップの球根栽培などは、全国的にもよく知られています。その他に、地酒や味噌、豆腐などの加工品をはじめ、近年ではミネラルウォーターも特産品の一つとなっています。
さらに、立山黒部アルペンルートや黒部峡谷などの観光をはじめ、アルミ、パルプから、半導体、医薬品などのハイテク産業まで、水資源を生かした産業が集まり、豊かな社会づくりに貢献しています。

Spot富山の名水にかかわる場所

水源を訪ねて 立山黒部アルペンルート

富山の水のふるさとのひとつ立山は、国の特別天然記念物の雷鳥、ラムサール条約に登録された「立山弥陀ヶ原・大日平」の湿地、彩りを添える高山植物など、希少な自然の宝庫です。

名水百選の里 黒部市 生地のまち

こんこんと湧き出る名水を飲み水や共同洗い場に使い、人々が昔ながらの生活を続けている生地の古い町なみ。黒部漁港からとどく獲れたての海鮮グルメも楽しみながら散策できます。

瓜裂清水とともに楽しむ 庄川温泉郷

古くから湯治場として知られる庄川温泉郷を、清流の眺めと、初夏が旬のアユとともに楽しんで。近くには名水百選の「瓜裂清水」が湧いており、料理づくりに生かされています。

霊験あらたかな名水に触れる 大岩山日石寺

国指定史跡大岩日石寺石仏、重要文化財大岩日石寺磨崖仏をはじめ、三重の塔、山門、六本滝など名所ぞろい。また、ひんやりとつめたい水で引き締めたそうめんは絶品です。

Products富山の名水の商品紹介

立山玉殿の湧水”>

立山の主峰雄山(3003m)直下、立山断層破砕帯から湧出する名水です。名水百選にも選ばれ、日本国内で市販されている水の中では一番標高の高い場所(標高2450m)で採水された水です。

純米吟醸 幻の瀧”>

蔵元のある黒部市生地は名水百選の水がふんだんに湧き出ている町。蔵の中には3つの湧水があり、米洗いから仕込み、蔵内の掃除まで贅沢に名水を100%使用しています。
キレのある味わいと派手さをおさえた品のある香りのお酒です。

五箇山和紙 カードケース”>

五箇山和紙の主な原料は、豊富な雪解け水かで育てた自家栽培の五箇山楮。天然繊維を使用し、手漉き、スクリーン印刷、揉み加工まで、すべて手作業で仕上げたカードケースです。